(2002)


CAST

宮崎あおい、田辺誠一、沢木 哲、天宮 良、石川浩司、蒼井 優、伊勢谷友介、りょう、すずき雄作、米岡ゆり、芳賀優里亜、半田美保子、西 満衣、三村恭代、三輪恵未、佐々木麻衣、椎名英姫、頭師佳孝、石丸謙二郎、光石 研、大森南朋、木下ほうか 他

  

STAFF

監督:塩田明彦   脚本:清野弥生

劇中歌:櫛引彩香 「帰り道」

  

STORY

誰も頼りにできない、戦場のような家庭や学校。
北サチ子
(宮崎あおい)は、母親稔子(りょう)の自殺未遂、小学時代の担任、緒方(田辺誠一)との恋愛などが影響してか、同級生の女の子とは違った雰囲気を持つ中学一年生の少女。
自分に関する噂話が飛び交う、気詰まりな学校をドロップアウトして、街で気ままに毎日を過ごすことにしたサチ子は、万引きで小銭を稼いで生活する少年タカオ
(沢木 哲)と、精神薄弱の中年男(石川浩司(たま))と知り合う。彼らと小さな悪事を楽しみ、子供らしい笑顔を取り戻す一方で、変わってゆく自分に対する混乱した気持ちを、教師を辞めて遠方の原子力発電所で働く緒方への手紙に書き付けるサチ子。
一方、クラスメートの夏子
(蒼井 優)の努力のかいあってか、サチ子は再び登校し始める。合唱コンクール、人気者の男子生徒との恋、そして何より夏子という親友を手に入れて、順調な学生生活を送るようになったサチ子に、残酷な現実が次々と突きつけられていく・・・。
子供らしい悪戯は加速し、自分のことですら信じられなくなったサチ子は、唯一信じられる存在、緒方に会うために走り出す。そして・・・。

  

IMPRESSIONS

あおいちゃんがナント3大陸映画祭で「審査員特別賞」「主演女優賞」を受賞した作品。TBSでも深夜盛んにスポットCMを流していたので、ずっと観たくてレンタルになるのを待っていました。演技の上手さはもう言うまでもないのですが、大人びた表情の中に時々見える子供っぽさがとっても可愛くて、ますますファンになってしまいました。当たり前ですが、やはり子供の成長や性格形成には家庭環境が大きく影響するんですよね。この母親じゃ、ダメだなぁと思います。そういうのに限ってロクな男が付かないし、案の定サチ子もひどい目にあってしまって。タカオとキュウゾウと一緒にいる時、彼女はとっても活き活きしています。夏子の説得でやっと学校に戻った時にも、やっぱりそこはサチ子の居場所ではないように、ちょっと居心地悪そうに感じました。でも、ホントに心配してくれている夏子に対して取ったサチ子の行動(火炎瓶)が理解できないのは私がもう大人だからでしょうか。緒方先生に会いに行くくだりは好きです。サチ子はあの後一体どうなるんでしょう。
同級生役で、芳賀優里亜ちゃん、すずき雄作くんが出ていますが同じ塩田監督の映画「どこまでもいこう」でとっても幼かった2人が、特にすずき雄作くんが随分成長していたので、ちょっとビックリしました。でも面影はあります。優里亜ちゃんもすっかり大人っぽくなりましたけど、相変わらず可愛いですね。

  

MARKING

★★★★

 

 

 


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