「精霊流し」特集
今回、久々の連ドラ出演ということもあって、ちょっとだけリキ入れてみました!
バイオリン、頑張って練習したみたいですよ。そこのところもじっくり見ましょうね。
NHK連続ドラマ 2002/11/11〜12/5 |
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総合(月〜木) |
23:00〜23:15 |
総合(金) |
24:15〜25:15 |
BS2(土) |
8:30〜9:30 |
CAST |
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櫻井雅彦 |
・・・坂口憲二 |
櫻井雅人 |
・・・根津甚八 |
櫻井喜代子 |
・・・宮崎美子 |
大石春人 | ・・・中村俊介 |
大石節子 | ・・・風吹ジュン |
大石弘之 | ・・・神保悟志 |
野川初雄 | ・・・佐野史郎 |
雅彦(少年時代) |
・・・東海孝之助 |
春人(少年時代) | ・・・浅利陽介 |
繁(少年時代) | ・・・田辺季正 |
木下徳恵 | ・・・滝沢沙織 |
岸田涼子 | ・・・新山千春 |
徳恵(少女時代) | ・・・杉本友莉亜 |
涼子(少女時代) | ・・・鈴木 彩 |
★ ロケ地にもなっている伊良林町で、HPを開設されていらっしゃる
青年部長さんにエピソードを伺いました。
ご協力、どうもありがとうございました! 伊良林サイバー町内会HP
Episode1
先日プロデューサーの辻井さんから携帯に電話があり「雅彦役の子(東海君でしょう)が、長崎弁の言い回しがわからなくて苦労してるんで携帯に録音しますんで言ってもらえますか」って言ってきて僕も面白がってやりましたよ。(笑) これは2回目のシーン11「防空壕の中」です。雅彦・春人・徳恵の会話で雅彦が「コンクールで1位になったら、褒美は海外留学げなよ、教室の他ん子が言いよったもん」というセリフです。
Episode2
伊良林ロケでは、雅彦が長崎で取材を受けながら、子供の頃引越しした時のことを思い出しているシーンみたい。子役は手を振るだけで、セリフはなかったですよ。(小道具の担当者から「レトロなちゃぶ台ないですか?」って聞かれて、今時そんなのないよって言ってから公民館に置いている机はどうかって勧めたら「レトロのイメージにバッチリです」って言われたのね。でもこの机って、まだ現役の会議机なんだよなって言いたかったけど、言われてみれば確かにレトロ…。(笑)もーいっこ。風呂敷包みの中身は、公民館の座布団30枚です。
Episode3
第2話で、爆竹や矢火矢(「やびや」(長崎弁)≒ロケット花火)をやるシーンがありましたよね。
伯母さんが言った通り、長崎人は子供の頃から花火の扱いには慣れています。どのくらい慣れているのかというと、爆竹は手にぶら下げてやったり、箱を持って鳴らしたり、ロケットは手に持って飛ばしたりできます。何故ならそれが安全だからです。爆竹が飛び散ったり、ロケットが思わぬ方へ飛んで行ったりしないようにそのようなやり方を教え込まれるのです。
それで、お盆の精霊流しロケの時に、制作の人にそのようなエピソードを話したら、えらく気に入ってくれて、監督もぜひそれを映像にしたいと言っていたのですが、「子供がまねる」とNHKが言ったのであえなく中止になったそうです。
よって爆竹は「音だけ」ロケットは「地面に挿して」という演出になったみたいです。Episode4
地方ロケのあるドラマならどこでもそうですけど、必ず「方言指導」というものがありますよね。そこで今回はエンディングでも出ていますが長崎県内では知らない人はいないと言われる有名な郷土史家(ホメスギ?)の越中(えっちゅう)哲也先生が監修されています。それにまつわるエピソードです。
市川先生の脚本が上がって、台本の方言チェックで越中先生に渡りました。(ちなみに市川先生は長崎県の出身ですが干拓地で有名な諫早市で舞台は南部の長崎市。地域的な違いで方言も微妙に違うのです。)後に越中先生から返ってきた台本にはおびただしいチェックがされていたらしいのです。
しかしそれはいわゆる旧(じーちゃん・ばーちゃんが使う)長崎弁で、ドラマ当時の言葉(方言)とは大きく違っていたらしく、ほとんどボツになったそうです。
エンドタイトルに出ているかわかりませんが、台本には「長崎ことば指導」の方がさらに2人掲載されています。長崎出身で東京辺りの劇団所属の方らしいです。
(ちなみに越中先生は伊良林1丁目の住民です)